ジェームズ・クリアー式『複利で伸びる1つの習慣』原題:Atmic Habits
書評というか、Audibleで聞きました。
試し読みの部分が、ジェームズ・クリアー本人の衝撃的な体験(野球しててバットが飛んできて目に当たり、頭蓋骨折。→鼻をかんだら目ん玉とびでた)から始まって、習慣についてはまったく関係ない感じ。
とはいえ、「習慣=複利」という考え方は聞いたことがあり、また怪我の具合も心配だったのでAudibleのコインで購入しました。
まる1回聞いて、翌日2回めを聞き始めた段階で猛烈に意識が目覚め、行動が大幅に変わりました。
Audibleで聞いても、たぶんKindleや紙の本で読むのにもどちらでもおすすめです。
爪を噛むのをやめられたブライアン・クラークの話

これがめちゃくちゃリアルに感じられた。
わたしが要約してもたぶんそのままの印象では感じられないだろうから、ほんと、とにかく読んで、もしくは聞いて。
ジェームズ・クリアー式『複利で伸びる1つの習慣』/ Audible版
「習慣を変えるのには自分を変える」というのの意味が、実感としてわかった。そんなに大変なことじゃないってことも。
わたしは習慣化がもともと超、うまい
習慣化はかなり得意なほうです。「みんチャレ」(習慣化アプリ)でも、すべてのチームで毎日タスクを達成している。
コツは、「歯磨きと同じ箱に入れる」です。
脳内で「習慣化したいこと」を、歯磨きと同じく「どうせやんなきゃならないこと」に分類します。
すると夜中になってまだやってなかった場合、気持ち悪いのでやります。
ただ、これだと機械的にタスクをこなすことはできるけど、将来につながる実感を持てたり、方向修正が自然にできたりはしないんですね。
なので煮詰まってくる。土曜も日曜も連休も、平日と同じタスクをこなさないと気が済まない。変化のない日常。たまに休むのも怖い。
それを解決するのが、この『複利で伸びる1つの習慣』で紹介されている、「本人の意識を変えること」です。
目標は「○月×日のマラソン大会で優勝すること」ではなく、「ランナーになること」

ほかの願望実現系の本でも言われていることですが、ようは「まだ作家になっていなくとも、すでに作家だと思って振る舞え」的なことなのですが、
これまで読んできたスピリチュアル的な説明ではおまじない効果にしか思えなかったんだけど、爪を噛む話で、すごく現実味をおびて納得がいきました。しっくりきた。
ぜひこれもブライアン・クラークさん本人の証言(?)っぽい本文でニュアンスを感じてみてほしい。
『複利で伸びる1つの習慣』 書評 「自分が何者か」が変わる:まとめ
そんなわけで、本の全容をパッと見で理解するにはKindleか紙の本、何度も聞いてモチベーションを上げるにはAudible、どちらでもおすすめです。
「習慣化はできているんだけど、結果は出てない。このままでいいのか不安……」という方に、ぜひとも読んでほしい。
自分はしばらく家事中にAudibleで聞くことにします!
ジェームズ・クリアー式『複利で伸びる1つの習慣』/ Audible版