クリップスタジオ(PC)

枝葉ブラシ(コミスタ/イラスタ)はクリスタでも簡単に自作可能/CRIPSTUDIO

コミスタ時代にあった「枝葉マルチブラシ」を使って、クリスタでも木の表現ができないか?

とアシスタント先の漫画家の先生に言われました。

わたしはコミスタは持っておらず、クリップスタジオ(以後クリスタ)のみ所持

データ移行などの方式がとれません。

↓素材として売っているものもあったのですが、「コミスタ」「イラスタ」いずれかしか対応しておらず

※ https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=5103 よりキャプチャ

ですが、葉の形のデータはクリスタにも入っていましたので、簡単に自作できました

方法をご紹介します。

ちなみにわたしはもと青年漫画家として13年生活し、社会人7年を経てまたフリーでマンガ関連の活動をしておりますネコム(@necom_anarchy)と申します。

枝葉マルチブラシとはこういうもの

ペンで画面をひと押しすると、上のような葉っぱのかたまりがスタンプされます。

線を引くようにして重ねることもでき、森や草むらの表現に便利です。

で、イラスタから使っていた先生によると、これが同方向にスタンプされるのではなく「回転しながら」描画されるので、コピペ感なく自然な仕上がりになるのがキモなのだそうです。

クリスタはこの「枝葉マルチブラシ」こそ入っていないものの、「枝葉」という名前で11種類ほど素材が入っています。

>すべての素材>画像素材>ブラシ

もしくは「枝葉」で検索

ブラシとして登録できる画像素材は1つではなく複数も可能なので、これらの主要なものを組み合わせて以下の感じのブラシをつくっていきます。

枝葉ブラシの作り方

具体的に作り方をご説明していきます。

サブツールを複製する

まずどれかのペンを複製します。今回はGペンでやります。

(1)左端のツールバーで「ペン」の形状のアイコンをクリックします。

(2)上に「ペン」と「マーカー」と出るので、「ペン」のほうを選択します。

(3)「ペン」のいちばん上の「Gペン」を選択します。

(4)サブツールパレット下部の「「+」(複製)のアイコンをクリックします。

複製したサブツールの名前をつける

上のようなウインドウが出てきます。

「名前」の部分に「枝葉」とか書いて「OK」を押します。(最初は「Gペン 2」と入ってます)

(5)すると、サブツールパレットのいちばん下に「枝葉」という項目ができます。

※ちなみにその上の「草原1」「草原2」というのはわたしがあとから設定しました。もともとは入ってないので気にしないでください。

(6)この「枝葉」を選択した状態で、「ツールプロパティ」下部のスパナのアイコンを押します。

枝葉ブラシのペン先を設定する

すると「サブツール詳細」というウインドウが出てきます。

(7)左側の「ブラシ先端」を押して選択します。

(8)つぎに右側の「先端形状」の「素材」を押します。

(9)その下の「ここをクリックして先端形状を追加してください」の部分を押します。

「ブラシ先端の形状」を素材から選ぶ

すると下のような素材選択のウインドウが出ます。

(10)左上の「虫眼鏡アイコン」のあとに「検索キーワードを入力し…」とある部分をクリックし、「枝葉」と入力します(11)。

右側に「枝葉」素材が11種ほどズラッと出てきます。

(12)右のバーを下に動かすと、「枝葉1」~「枝葉4」のほかに「枝葉11」まで表示されているのが見られます。

「枝葉1」~「枝葉6」までを使います。

※「枝葉1」~「枝葉6」は葉のしげりがもっさりしているのでしげみを表現したいブラシ向きですが、「枝葉7」~「枝葉11」はスカスカで実際に使ってみてイマイチだったため。

ということで、「枝葉1」~「枝葉6」を選択した(青くした)状態で「OK」を押します。

(複数の素材を同時に選択するには、キーボードの「Shift」キーを押しながらクリックします)

枝葉1~6あたりを押して、選択します(青っぽく表示させます)。

複数を選択する場合には、キーボード左下の「Shift」キーを押しながらクリックすると、いくつも選択できます。

枝葉1~6が選択できたら、右上の「OK」を押します。

すると「ブラシ先端形状の選択」ウインドウが閉じ、さきほどの「サブツール詳細」ウインドウの「素材」の欄に「枝葉1」~「枝葉6」の素材が登録されました

「枝葉ブラシ」その他の詳細設定

プロ用の原稿用紙に使うのに適切な大きさ・間隔などを設定していきます。

ブラシ先端

(13)「水平」の部分をクリックし、その上の「厚さ」を70くらいにします。100だと「枝葉」素材同士がけっこう重なりまくって使いにくいと思います。

(14)「左右反転」と「上下反転」の右側をクリックし、いずれも「ランダム」にします。

ブラシサイズ

(15)「ブラシサイズ」のタブを押します。

(16)「画面上のサイズで指定」にチェックをつけます。

このことにより「ブラシサイズ」を大きくしたり小さくしたりすることで、「枝葉」素材自体の大きさを変えるとができます。

(近くの葉っぱを描くときは大きく、遠くの葉っぱを描くときには小さく、とブラシサイズで調整できます)

【重要】ここにチェックをつけないと、葉っぱサイズが小さいまま広範囲に描かれたり、と変なことになります。

散布効果

(17)「散布効果」のタブをクリックし、以下のように設定します。

なんかいろいろ調整してこんな感じが適切かなと思ったので、参考にしてください。

探究心のある方は独自にいろいろいじって研究してみてください。

ストローク

(18)「ストローク」タブは以下のように設定します。

ブラシ形状

(19)「ブラシ形状」タブを押します。

(20)現在のブラシ形状:「プリセットに登録」を押すと、現在の設定が保存されます。

(21)最後に「全設定を初期設定に登録」を押します。

これで「サブツール詳細」のウインドウは閉じて大丈夫です。右上の「×」を押して閉じましょう。

※「サブツール詳細」のウインドウを開けたままでも原稿に描画は可能です。設定を変更しつつ描画してみて具合を確認しましょう。

枝葉ブラシ(コミスタ/イラスタ)はクリスタでも簡単に自作可能/CRIPSTUDIO:まとめ

以上のような感じでつくっていくと、イラスタ/コミスタで使えた「枝葉マルチブラシ」とほぼ同様のものが使えるようになります。

茂みや森の表現に便利です。透明度のパーセントを下げて「トーン化」すると、スクリーントーンのようにも使えます(木陰っぽくなります)。

ぜひ試してみてくださいませ。それでは!