漫画家のお金

会社を辞める前に読むべき『フリーランス税本』退職後ドカッと徴税!

「会社を辞めて、マンガ家になろう」と思った瞬間から読み始めるべき本『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』、通称「フリーランス税本」をご紹介します。

マンガ家でなくても、ブロガーでもYoutuberでもフリーランス(個人事業主)になるのであれば、同様に参考になります。

あと、残念ですが確定申告の直前にこれを読んでも簡単にラクに確定申告ができるようにはなりません。(いや、自分は正直それを期待していたので笑)

ちなみにわたくしは、会社員から専業マンガ家になり13年、廃業して地元に戻って会社員に。7年勤めて事務所移転のためまた会社員を辞めたネコム(@necom_anarchy)と申します。

「税金のことを考えなくてよい会社員」→「税金の感覚がなくては生き抜けないフリーランス」になるのに必須の本

会社員として勤めているときに、副業を考えはじめたタイミングで読むと心強い本です。

ゆくゆくは副業をメインにして会社を辞めよう、と考えている場合に、辞めどきを考えるのにも役に立ちます。

個人的にいちばん役に立ったのは、

あんじゅ先生「(会社やめたとたん)25万円も一気に税金がのしかかってきたのです……。あれは払う必要があったのでしょうか?

大河内税理士「必ず払う必要アリ!」のところです。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』P36より引用・抜粋

わたしも去年2020年の11月に7年勤めていた会社を辞めたのですが、住民税が本年度分7.2万、年金が月1.6万、国民健保が1期につき7.2万が請求されました。計16万

住民税は年ごとの支払いですが、年金は毎月国民健保はちょっと特殊で、6月から翌年3月までを10回に分けて支払います。6月以降はほぼ毎月払う感じ。毎月7.2万ずつ、ですよ!!

請求書が出る日時にはズレがありますが、だいたい翌月にはプラスで8.8万の請求。

あんじゅ先生の言っている「一気に25万」とほぼ同じですね。

なので、退職金が出た場合でも生活費としてアテにせず、まるまる税金としてとられるくらいの覚悟でいたほうがいいかもしれません。

給料から天引きされていたときには「もらった気にも払った気にもならない透明なお金」でしたが、自分の手持ちのお金から払うとなると、かなりの痛です。

わたしが20代でのほほんと漫画家をしていたときは、知識がなくズボラで、支払い用紙をなくしたり「とにかく今は払えないから」と後回しにしていました。

そのツケがたまり、経済的に立ち行かなくなり一度、廃業しています。

ここでキパッと大河内税理士に「払う必要アリ!」と言われたことで、(今更ながら)覚悟が決まった。諦めがつきました。

このへん把握してから会社を辞めるのとそうでないのとでは、今後に雲泥の差がつくと思います。

手元にある現金が25万多いのと少ないの、けっこう違うと思いませんか? お金がないと精神が病みます。仕事に集中できない負の流れに巻き込まれます。実体験です。

税金、使える控除、何が経費になるのか

所得税(給料から引かれている)、住民税、国民健保、年金などの税金のほかに、自分で事業をおこすなら消費税も考慮に入れる必要があります(ただし課税売上高が1000万未満の場合は免除)。

ほか、確定申告の方式によって税金の計算率が変わること(白色申告、青色申告10万、青色申告65万)、何が経費になるのか、ならないのか? など詳細に説明されています。

ぶっちゃけ、マンガだからってわかりやすいことはなく(心はなごむが)、表とか最低限の専門用語がいっぱい出てくるので、読むのはキツイです。

でも、副業で(専業の個人事業主でも)確定申告をするなら毎日1ページずつでも読んでおくべきです。

いきなり確定申告をするための本、ではなく確定申告をするための下知識が得られる本、「最初に頭を“会社員脳”から”フリーランス脳”にほぐすため」の本と言えるかも。

とはいえ、確定申告はそこまで怖くない

自分もいまだに漫画家だったころ出した電子書籍の印税が少額、振り込まれてきているのですが、確定申告は税務署のHP自分に該当するボタンを順に押していけばなんとかなります(なりました)。

マイナンバーカードは取得しておいたほうがいいかもです。税務署に行かなくてすみます。

会社員をしていてマンガなどで副業収入が入り始めたときに前知識としてひととおり読み、確定申告をする前に確認としてじっくりわからない部分を読む、という活用形式になるかと思います。

というわけで、フリーランス(個人事業主)的に、手元にあると安心できる1冊です。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

大河内薫 (著), 若林杏樹 (イラスト) サンクチュアリ出版