美容院が苦手な方って多いんじゃないでしょうか。
わたしも苦手です。会社員になって6年ほど毎月、まじめに美容院に行っていましたがコロナのことなどもあり、今月から自宅でヘナ染めする方針にしました。
会社員になる前は、自宅で仕事をしていたこともあり、4~5年くらいはヘナ染めでした。
カンを思い出すために染めてみたのでレポします。
ちなみに化学薬品の白髪染めでなくヘナ染めにした理由は、化学薬品なら美容院でもやってもらえるけれども完全100%のヘナ染めは美容院では受けてくれないからです。

↑ちなみに、白髪具合はこんな感じです。
ヘナ染めの準備
入浴のタイミングで染めます。準備や、染料を落とすのにシャンプーを3回くらいするので、1時間以上はみておきます。お勤めの方なら休日がおすすめ。
100%ヘナの染料を買う
100%と書いていないものは化学薬品が入っているそうです。匂いは薄まるのでわかりずらいですがやはり身体に刺激が強すぎるのには違いないようです。
今回はこちらを買いました。

わたしは化粧品はSONOKOのを使っていて調子がよく、マックヘナはSONOKOでも推奨されてて代理通販もできるからです。(お徳用が欲しかったので注文はAmazonでしましたが)
マックヘナ お徳用 ナチュラルブラウン400g ヘナ白髪用カラー
液状タイプのものもありますが、液状だと化学薬品が入っているものも多いので、染め粉と水(お湯)だけで染めるタイプのものがいいと思います。

色は「ナチュラルブラウン」にしました。しっかり染めたい。
30代の頃は「ナチュラルダークブラウン」で念入りに染めていたのですが、40代後半のいまは白髪が多くなってきたので不自然にマットになりそうです。

箱の中はこんな感じ。ヘナの染め粉が100g×4袋と、ポリ手袋4組とくわしい説明書です。

↑1袋開けちゃったので3袋しか写ってませんが、4袋入りです。
100g×4袋で3,474円。ショートカットの方だと1回290円で染められますね。
自分は、肩から少し上の長さなので1/2袋、1回435円。
ちなみに美容院では染髪のみで8000円かかってました。カット代は別で3500円。
「美に時間とお金をつかっている」という気分を味わうにはいいお値段でしたけれども、まあやっぱり比べものになりませんね。
染めるための道具を買う

《必須》
・ボウル(今回は紙のケーキ型で代用)
・薄手のポリ手袋(マックヘナにはついていた)
・食品用のラップ
《あれば》
・ヘラ
・コーム
・いらないタオル
・45L以上のゴミ袋
ボウル
ヘナの粉を入れて、お湯で少しずつ溶かしてペースト状にします。粉が飛んだりするので、どんぶりよりも大きなボウル的な容器がおすすめ。
専用にボウルを買うのもめんどっちかったんで、今回は使う予定のない紙製のケーキ型で代用しました。2年前のクリスマスにだけケーキを焼いて、残りを持て余していたもの。

けっこうこれで充分でした。慣れていない方は、力が入るとつぶれるてしまうので、いらないボウルとかあったらそちらを使ったほうがいいかもしれません。
薄手のポリ手袋
ヘナを混ぜたり塗ったりする際に、爪の間に染料が入り込んでしまって青黒くなるので、パッと見、フケツな人みたいな印象になるのでこれは絶対にあったほうがいいです。
洗って乾かせば数回、使えます。染料にセットでついていたのを気づかずに、別途買ってしまいました。

食品用のラップ
ヘナを髪に塗ったあと、ラップで巻いて落ちないようにします。蒸す効果もあります。
ヘラ
デザート用のヘラでいらないものがあれば、ヘナをまぜる時、こそげ落とす時などに便利です。個人的には使いません。指でやります。
コーム
ヘナを髪の間にまんべんなく行きわたらせるために、コーム(平面のクシ)で梳きます。分け目の根本をきちんと染めたい場合は、あったほうがいいかもしれません。
指できちんともみこむ自信があるなら、髪の毛が短い場合は不要かと。
ロングヘアの場合はあったほうがいいかな、といった感じです。
いらないタオル

お風呂で染める場合は不要ですが、染めながら部屋で作業する場合などはラップの上からタオルを巻いていたほうが安全です。
ヘナがゆるかったり、暑かったりするとタレてきますので。液をせき止めます。
45L以上のゴミ袋
これもお風呂じゃなく室内で染める場合に必要です。ゴミ袋の底に穴をあけ、すっぽりかぶって穴から頭を出します。
美容院でいうケープの役割です。服をよごさないため。
ヘナ染めを実際にやってみた
下準備

お風呂で染めます。染め時間の3~40分間、浴槽に入って時間をつぶします。(わたしはヘナ関係なく、いつもスマホをジップロックに入れて持ちこんでおります)
最初に軽く髪を濡らして、タオルドライをしておきます。
とかしたヘナを髪に塗っていく
まず、この時点で浴室(脱衣所)に入り、服を脱いでおきます。(ヘナを塗ってからでは脱げません)。浴槽につかって待つつもりなら、お湯をはっておきます。
ボウルに分量のヘナの染め粉を入れます。肩までくらいの髪なら、1/2パックていど。

お湯を少しずついれ、マヨネーズくらいのかたさに溶きます。ゆるすぎるとたれてくるので、慎重に調整してください。

(わたしは指でやっちゃいます。このほうがダマになりにくい)
ポットのお湯を使うと塗るときにやけどの危険があるので、シャワーや給湯器のお湯がいいです。しばらく出しておき、お湯が充分あったかくなってから、入れましょう。
水でも大丈夫かと思いきや、染まりが段違いなので、必ず「熱すぎない」お湯で。

生え際を中心に、たっぷりのせていきます。指でぐにぐにして、髪の毛の間の奥にまでヘナをしっかり染み込ませましょう。

だいたい全部塗れたら、毛先を上のほうにもっていく感じでまとめます。
この時点で、洗面台やポリ手についたヘナ汚れをお湯で落としておきます。固まらないうちならササッと流せます。
何時間もヘナ汚れをつけたままにしておくと、洗面台やユニットバスの強化プラスチックにも色がしみついて落ちなくなります。
頭にラップを巻いて、ドライヤーであたためる
ヘナを塗り終わった頭に、ラップを巻きます。ターバンのイメージで。

このとき、生え際とラップをしっかり密着させるといいです。目立つ部分がしっかり染まります。
ラップが巻けたら、全体をドライヤーで温めます。温めることでヘナの色成分が髪にしみこんでいきます。
全体的にあたためたら、3~40分、そのまま待ちます。身体を洗うなり浴槽につかるなり、バスタイムをおたのしみください。
時間をおいて流す

3~40分したら流します。まずはお湯でヘナを落としていきます。泥が固まった感じになっているので、少しずつシャワーでほぐして落とします。
次にシャンプーでざっくり、細かく固まったヘナを落としていきます。
洗い流したら、またシャンプーします。まだ緑の泡になると思います。ふつうに洗って、流していきます。耳のまわりに残っていることがあるので、きっちり落とします。
3度めのシャンプーで、やっと泡が緑ににごらないようになってきたら、流して終了です。ヘナ自体にトリートメント効果があるので、リンスやコンディショナーは必要ありません。
洗ってすぐはちょっとゴワつきますが、1日たつといい感じにツルツヤになります。
ドライヤーで乾かす
こんな感じで、けっこう染まったと思います。

頭のてっぺんのほうは、ちょっと白残りしちゃいました。今後はここもみっちりテッテ的に塗り込んでいきます。

自宅でヘナ染めするのは美容院とちがって、そんなにお金がかからないので失敗してもまたすぐ気軽に染め直せるのがいいです。面倒ではありますが。
自宅でヘナ染めするメリット・デメリット
自宅でヘナ染めするメリット
身体に負担が少ない

美容室で、また自宅でも化学薬品での白髪染めをしたことがあったのですが、どっちももう染料を塗った時点で地肌がビリビリしてつらかったです。
ヘナはとくに刺激なく、ストレスもない。固まったところがちょっとかゆくなる程度です。
ただこれも体質によると思いますので、まったく初めてやる場合は最初は少量のパックを買い、パッチテストをされることをおすすめします。
家でやればかなり安くできる
上で書いたとおり、美容院だと8000円かかるものがワンコインでできます。
髪が傷まない。むしろトリートメント効果で心地いい感触に

地肌だけではなく、化学薬品で染めたあとの髪も、ナイロンみたいというか人形みたいな触り心地で、悲しかった覚えがあります。ギッシギシ。
ヘナ染めってやったことない方はあまり想像つかないかもしれませんが、ほんとに染めて1日くらいたつと髪がすごくいい触り心地になるんですよ。
朝も寝グセつかずに、いい感じにまとまります。
自宅でヘナ染めするデメリット
めんどい&汚れるかも

慣れるとそんなでもないんですが、最初は家や服を汚さないように気を張らないといけないかもしれません。
失敗の可能性もある
美容院ならお金を払っているのである程度はきちんと仕上げてくれる前提ですが、自分でやるとちょっと部分的に染めが甘いところなんかもでてきますね。
「あしたは絶対に、自分史上サイコーの見た目でなきゃダメ!」みたいなイベントがあるときは、ちょっと不安が残るかもしれません。
真冬と真夏は工夫がいるかも

気温がおだやかな時季はいいのですが、真冬は寒くてお風呂で長時間待つのがツライかもしれません。また、真夏も汗でヘナが流れてくるので、しっかり染めるのには工夫がいるかも。
冬は服を着たままゴミ袋をかぶって部屋で待つとか、夏場も同様にクーラーをガンガンにかけた部屋で待つ、とかですね。
いまの家に越してから真冬と真夏にヘナ染めをしたことがないので、状況によってどうするか考えようと思います。無理そうだったら真冬と真夏だけ美容院に行くかも。
化学薬品ほどしっかりした色には染まらない
自宅で染めるかどうかとは関係ないですが、ヘナ染めの特徴として「もとの髪色より明るくは染められない」「時間とともに色が抜けてくる」があります。
このへんはまあ自然のものとして仕方がないかな、と個人的には思います。
余談:美容院ですすめられる「香草染め」について

じつはこちらに引っ越してきたとき、ヘナ染めができる美容院をさがしていて、やっと探し当てました。
美容師さんは「ヘナ染め、やってないこともないんだけど、”香草染め”はどうですか? ヘナ染めとおなじような感じで自然のハーブで染めていて、とてもおすすめなんです。ヘナだと、どうしても時間がかかっちゃう」と言っていました。
熱心にすすめてくるので、戸惑いつつも「じゃあそれでお願いします」となりました。
今回ヘナ染めについて調べていたら、「香草染め」って、じつはヘナに化学薬品をまぜたものだ、ということを知りました。
そう、「香草って、そもそのどのハーブだよ」とは、思ってはいたのです。
(わたしはポプリづくりにはまっていたこともあり、ハーブはあるていどくわしいです)
髪に色を入れられるのは、ヘナかインディゴしかないんだそうです。
ちょっとショックでした。このところ抜け毛がひどくて夫に心配されるくらいだったのですけれども、加齢のせいばかりではなく香草染めのせいではないだろうな? と不安になってしまいました。
そういうのもあり、今後は自宅でヘナ染めにしようかな、という方向性がかたまりました。
ヘナで白髪染め【コミュ障】美容院が苦手なら自宅で【お金も節約】まとめ

・自宅でヘナ染めすると、お金も節約になって肌・髪も荒れないでいいよ!
・ただやっぱめんどくさいよ!
以上です。
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