漫画のデジタル作画

クリスタiPhone版での色塗りを超初心者向けに画像でくわしく解説する

iPhoneアプリ版のCLIPSTUDIO(クリップスタジオ)通称クリスタで、まったくの初心者がデジタルイラストを描くための解説をしています。

これまでダウンロード、キャンバスの設定、線を引く、保存する、について書きました。

【超初心者向け】クリスタiPhone版のダウンロード方法【デジタル作画】
クリスタiPhoneの使い方【初心者向け】覚えておいたほうがいい設定
クリスタiPhone版【ペンの選び方】デジタル線画のコツ:線を閉じる
クリスタiPhone版で絵を写真フォルダに保存する方法【超初心者向け】

今回の記事は色塗りについてです。

ちなみにわたしは過去に13年ほど青年誌の漫画家をしており、現在は会社員のネコム(@necom_anarchy)です。デジタル化に苦労した経験から、画像多めで説明していきます。

デジタルでの色塗りは、線画の下に色を塗る

デジタルでイラストを描く場合、基本的にと、色ごとに「レイヤー」というものをべつにつくります。

「レイヤー」は透明シートのようなもので、これらを重ねることでひとつの絵ができます。

レイヤーについて、くわしくは過去記事「【レイヤーとは何か?】イチからはじめるデジタル作画」で説明しています。ご参照ください。

線画のレイヤーをつくろう

ひとまずかんたんなSNSアイコンをつくってみましょう。「クリスタiPhone版【ペンの選び方】デジタル線画のコツ:線を閉じる」で描いたネコチャンの線画をもとに色を塗っていきます。

かさねてになりますが、コツは「線を閉じる」ことです。

画面の左下、ひしもちみたいなマークを押します。

画面下半分に、レイヤー画面が開きます。白い真四角の「用紙」を押してから、上の「□+」みたいなアイコンを押してみましょう。

こうすることで、線画レイヤーと用紙のあいだに、色塗り用の新規レイヤーができます。

レイヤーの順序のかえかたも覚えておこう

線画レイヤーを選択したまま「□+」を押すと、線画レイヤーの上に新規レイヤーができてしまいます。

線画レイヤーの上に新規レイヤーがある状態で色塗りをすると、色が線の上にまで侵食してしまいます。

線がガタガタになっているのがわかるでしょうか?(目も消えていますね)

なので、いちばん上にできた色塗り用の新規レイヤーを、線画レイヤーの下に移動させましょう。

新規レイヤーの右端の「三」みたいなマークを指でおしながら、線画レイヤーの下までズルルッと持ってきます。

赤い線が出てくるので、線画レイヤーと用紙レイヤーのあいだに赤い線が来たら、指をはなします。

こうするとレイヤーの並び順を変えられます。

「三」の部分を触れていないとうまく移動できないので、気をつけてください。

レイヤーの並び順は意外と大切なので、順序を変えられるようになっておくと、ストレスなく絵が描けるようになります。

「塗りつぶし」ツールで色を塗ってみよう

まずは基本の「塗りつぶし」ツールで塗ってみます(「バケツ」ツールとも呼ばれています)。

色を塗りたい新規レイヤーが、青くなっていることを確認してください(なってなければ、新規レイヤーのどこかを指で押すと、青くなります。ちなみにこれを「選択する」と呼びます)。

その状態のまま、画面の上のほうのどこかを指で押します。

色を決めよう

茶色に塗りたいので、左下の黒の四角「■」を指で押して、色選択の画面を開きます。

ひとまず右のバーの右向き三角「△」を、赤と黄色のあいだくらいに指で持っていきます。(図の1)

左の大きな四角の色が、茶色っぽくなりました。この大きな四角の上で、小さい丸「○」を指で動かして好みの色を決めていきます。(図の2)

上にいくほど明るい色になり、右にいくほど茶色が鮮やかに濁りなくなります。

左上の小窓に出る色(図の3)が、小さな丸「○」が選択している部分の色です。

小窓の色が好みの感じになったら、指をはなし、右下の「OK」を押します。

「塗りつぶし」ツールを選択する

左上の「ペン」のアイコンの場所を指で押します。「ツール選択画面」が開きます。

左下のほうの、ペンキを傾けてこぼしているみたいなマークを指でおします。

画面の右側が「塗りつぶし」のしかたを選ぶ画面に変わります。(サブツール画面といいます)

「他レイヤー参照」を指で押して青くしてから、下の「閉じる」を押します。

これで「塗りつぶし」ツールに変更ができました。

画面の塗りたい部分(ここではネコチャンの顔面部分)を、どこでもいいから指で押します。

押した場所のまわりを線で囲まれている部分が、茶色になりました。

※線が途切れていると、画面全体が茶色に染まります。また、さっきのサブツール画面で「他レイヤー参照」以外をえらぶと、全面茶色になったり、まったく塗られなかったりします。

薄い色を塗るときは、最初に濃い色を塗っておいて塗り残しをふせぐ

同様に、ネコチャンの口の部分背景の部分を塗っていきましょう。

口の中は薄いピンクにします。この場合、最初は濃い色で染めておいて、あとから薄い色に変更します。

薄い色で最初に染めてしまうと、どうしても細かい部分の塗り残しを見逃してしまいがちです。

濃い色で染めてから、ミリペンツールなどで塗り残しをつぶし、色を好みのものに変更します。

じつはクリスタのいちばんすぐれているところは、この「色変えが簡単」なところです。

ほかのソフトでは、イッパツで色を変更することは、なかなかできません。

また、色を変えられても、塗ってある範囲が微妙に変わったり、透明度が変わったりしてしまいます。

こちらは長くなるので、別の記事でくわしくご説明する予定です。

クリスタiPhone版での色塗りを超初心者向けに画像でくわしく解説する:まとめ

色のレイヤーは、線画のレイヤーの下に持ってくる(そうでないと線がつぶれる)
・線で囲まれている部分はイッパツで塗りつぶしできる
薄い色を塗りたいときは、先に濃い色を塗っておいて、塗り残しをわかりやすくする

以上です。

iPhone版でなくても、PCの画像ソフトにおいても「色をイッパツできれいに変える」という機能を持っているのはクリスタのみです。

PCでデジタル漫画を描く場合はイチオシです。なので、iPhoneの時点で慣れておいたほうがいいとわたしは考えます。

以前、まったく別業種の人に、「漫画を描くソフトならクリスタが最優秀です」ってことをえんえん熱く語ってしまい、そんな自分にびっくりしたこともありました。

そんな感じです。ではまた!

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