有料の画像ソフトはクリップスタジオしか持っていないわたくしです。
ポスターや同人誌の表紙、ブログのアイキャッチ、Youtube動画のサムネイルなど、文字をデザインぽく入れたい場合、クリスタだと微細なカーニング(字間調整)ができません。
イラストはイラストとして画像として出力してから、最終的に無料画像ソフト「GIMP」(ギンプ、ジンプ)で字をのせたほうがキレイに仕上がる。という趣旨の記事です。
カーニングとは
促音の「っ」とかがある場合、前後にちょっと間があいてしまうので、それを詰めたりしてデザイン的にキレイにする方法です。
実例をあげます。
この記事のアイキャッチ画像です。
まず文字を適当に配置します。↓カーニング前です。


↑いちばん下の行「やったほうが早い話」について、カーニングしました。
促音の「っ」の間がつまって、読みやすくなりました。
ほか、「ほ」と「う」の間、「う」と「が」の間も少しつめています。
いちばん下の行だけでいうと、下のほうがパッと見、キレイでプロっぽいと思います。
クリップスタジオにはカーニング機能がない
クリップスタジオには2020年12月現在のところ、1文字ずつ字間を調節するこのカーニング機能がありません。
フォトショップやイラストレーターには自動でカーニングする機能があるっぽいですが、「使用料5,000円を毎月か……」と思うとなかなか踏ん切りがつきません(どうせならどっちも使いたい)。
無料でできるならいまのところそのほうがいいかな、という感じです。プロのデザイナーさんなら必須とは思いますが。
商品として納品する画像ではなく、自分で使う分にはいまのところ無料のGIMPでいいかな、といった感じです。
(自動じゃなくて自分で1ピクセルずつ調整したい、というのもあります)
ちなみにGIMPでのカーニングのしかた
つめたい文字の間にカーソルを合わせて、↓の画像で赤丸してある部分の数字をいじります。

数字を直接打ち込んで変えても、数字の右側にある上下の三角を押して調整してもOKです。
数字が大きくなるほど文字間があき、数字が小さくなるほど狭くなります。
数字をマイナスにしつづけると、文字同士を重ねることもできます。
赤丸でかこった数字のすぐ左側の数字は文字間ではなく行間です。
GIMPでは残念ながら行間は1行ずつは指定できないので、1行ごとに別のレイヤーでつくって調整したほうが好みの間隔になります。
クリップスタジオにも字間を調整する項目があるが、うしろの文字もなぜかつまる
クリスタでもテキスト機能のスパナアイコンを押すと、「フォント」→「字間」という項目があるにはあります↓

が、文字間にカーソルを置いた状態では反応せず。
かといってたとえば「フ」と「ト」の間をつめたい場合、「フ」と「ト」を選択して操作すると、なぜかそれ以降の文字も同時に字間がつまってしまいます↓

そんな感じで、字間を1文字ずつ調整したい場合は、GIMPをおすすめします。
カーニングは無料画像ソフト「GIMP」でやっちゃったほうが早い話:まとめ
- 促音の「っ」の間をつめるとプロっぽくなる(カタカナも)
- GIMPだと1文字ずつ文間が調整できる
- クリップスタジオだとイマイチうまくいかない
以上です。
理想的にはフォトショもイラレもさっさと導入したほうがいいんでしょうけど、自分的には勉強時間の関係で、まず簿記3級とってからにします!!
GIMP無料なのにかなり有能なので、導入してない方はぜひこの機会に。おすすめです。では!