漫画のデジタル作画

お安くはない液タブをタダでゆっくり試す方法ーマンガ専門学校の体験説明会に行ってみよう

液タブこと液晶タブレット。欲しいのは当たり前だが、高価でなかなか手が出ない。

中古の安いものなら5万円代から、プロユースのものだと2~30万します。

「漫画家のアシスタントとして」使わせてもらう場合でも、アシスタントを5人以上やとっている売れっ子の作家さんのところで、がっつり背景をまかされるチーフアシが可能なレベルの人でないと、液タブは使わせてもらえません。

お試しで安いものを買うにしても、5万円代となると気軽にというわけにはいきません。

ただ、高校3年生以上の年齢であるなら、電気屋さんの店先でちょっといじるレベルではなく、ガッツリ座ってじっくり試せるチャンスがあります。

マンガ専門学校の体験説明会で、液タブを貸し出して体験させてもらえるイベントがたまにやっています。

マンガ専門学校の体験説明会に行ってみよう

わたしが受験生のころはマンガ専門学校ってたぶん存在しなかったのですが(現在46歳です)、いまぐぐってみると、体験説明会の講座を受けるだけでかなりためになりそうなものがバカスカ開催されています。

進路にマンガ専門学校がアリって人は、とりあえず体験説明会だけでもたくさん参加してみるべきです。もったいない。たいていは無料です。

体験説明会だとそのマンガ専門学校の常勤の講師の先生だけじゃなく、1日だけゲストで有名漫画家を呼んだりもしています。

作品を持っていけば講評してもらえるチャンスもあるところが多い。

んで、実際に参加者に液タブを配って体験してもらう、という説明会も。

直近だとアミューズメントメディア総合学院(東京・恵比寿)というところで、

■【液晶ペンタブレットを使ってイラストを描こう!ゼロから学べるキャラクターデザイン】 7/28(日)

■【初心者歓迎!液晶タブレットを使ったマンガ・イラストのデジタル基礎講座】 8/2(金)

という講座があります。(リンク先の画面右側の緑のタブ「体験説明会」ってところを押すと出てきます)

友人との参加、保護者の参加も可。要予約とのことですが、参加費は無料だそうです。

デジタルイラストの機材は、初心者には使い方がわからないことが多い

プロ作家さんの多くは、個別に独学でデジタル作画を導入しています。

交友関係のある作家さんのうちPCにくわしい人に個人的に聞いたり、アシスタント時代に仕事先で教えてもらったり。

そういうツテのない人がいきなりデジタル機材やソフトを買っても、なかなか自由に使えるようにはなりません

高いお金を出して機材やソフトを買っても、無駄にしてしまうことも。

(わたしも高校入学祝いにエレキギターを買ってもらったのですが、教室とか近くになく独学だったので、ぜんぜん弾けるようになりませんでした……)

これを最初に、実際に仕事で使っているひとに生でやり方を教えてもらえること。これはじつはとてつもなく価値がある経験です。

「最初の関門クリア」です。

まわりに同人誌をデジタルでやっている人がいない、いても親しくないので教えてもらうほどではない、ならば実際に使っている人を見る経験はチャンスです。

進学先にマンガ専門学校をえらぶのもいいのではないか

漫画家になりたい人が進路を選ぶ基準としては、「どれだけ漫画を描く時間を確保できるか」がキモだと考えます。

マンガ専門学校に行くのだったら、とりあえず授業時間をぜんぶ漫画を描く時間にあてられる。そのうえで家でも漫画を描く。漫画づけの生活が送れます。

美大やマンガ専門学校に行くことのメリットは、自分が興味がない画材もひととおり試せること。

絵を描く人たちと知り合いになれること。

デメリットは「ダラダラした人もいるのでつい流されてしまう」ことかと。

そのへん情熱を持って作品づくりができると自信があるのであれば、かなり魅力的な進学先といえます。

デジタル描画ツールを扱えると、じつは就職先にも困りません

わたしは元漫画家で、40歳で廃業し会社員になったのですが、漫画家時代にクリップスタジオ(旧コミックスタジオ)やGIMPを使っていたので、かなりお給料のよさげな会社のインターネット広報部に転職できました。

デジタル作画さえできれば、「漫画家をやめた人間はマトモには就職できない」だなんて、もはや時代遅れの迷信です。

漫画家を目指すのと同時に、現代の就職に有利な「デジタル作画スキル」も習得しちゃいましょう。独学よりラクです。

お安くはない液タブをタダでゆっくり試す方法:まとめ

・マンガ専門学校の体験説明会で液タブをがっつり使わせてくれるところがあるよ

・タダだし、いろいろメリットあるので進学を考えてる人は行ってみるとお得よ

・デジタル作画やったことない人はとくに、経験者のやってるのを実際に見たほうがいい

【体験説明会をやっているマンガ専門学校】

アミューズメントメディア総合学院(東京・恵比寿)

宇都宮メディア・アーツ専門学校(栃木県・宇都宮)

東京デザイナー学院(東京・御茶ノ水)

日本デザイナー学院(東京・渋谷)

なかなか液タブを使わせてくれる体験説明会は少ないようです。見つけたら即、申込みがいいかと。

では、今回はこのへんで!!