GIMP

GIMP2.10でドロップシャドウがうまくかけられないときはレガシー機能

無料の画像編集ソフトGIMP。バージョン2.8を使っていたが、2.10にバージョンアップしたらドロップシャドウがうまく使えなくなった。という方に向けての記事です。

自分が戸惑っていたんですが解決策が見つかったので、同じような人もいるかと。

下のほうに旧版のままの「ドロップシャドウ」がある

ドロップシャドウを開くときは、

「フィルター」>「照明と投影」>「ドロップシャドウ」

ですが、>「ドロップシャドウ」の4つ下に、「ドロップシャドウ(レガシー)」という項目があります。

これが、GIMP2.8で使われていたのと同じ「ドロップシャドウ」です。

(なぜすぐ下ではなく4つ下なのか、なぜ間に別の機能が入っているのか? は謎です)

これで面倒な設定なく、あのいい感じの「ドロップシャドウ」がイッパツでできます!

【余談】

自分は2020年5月以前に会社のPCでGIMP2.10にバージョンアップ。

「ドロップシャドウ」は日本語でしたがレガシーのほうは(これもなぜか)英語表記で「DropShadow(legacy)」とありました。

なので、なかなか存在に気づかなかったです。

家のPCは2020年8月にやっと2.10にバージョンアップしまして、そちらはレガシーの方も日本語で「ドロップシャドウ(レガシー)」と表記されています。

ただし、並び順はそのまま「ドロップシャドウ」の4つ下です。なぜだ。

ドロップシャドウ(レガシー)のよさ

瞬殺で解決したので、「ドロップシャドウ(レガシー)」のよさを語る。

デフォルト設定がちょうどいい塩梅

調整不要で、イッパツでいい影の落ち具合になる。

新しいほうの「ドロップシャドウ」は、デフォルトだとなんだかボヤッとして、背景がごちゃついているとどっち方向に影をかけているのかさえよくわからない。

影レイヤーが新規で別レイヤーになる

とくにテキストに影をつけるときなど、影は別レイヤーとして新規作成してくれるので、とても助かります。

↑旧版「ドロップシャドウ(レガシー)で処理した上の「テスト」レイヤーは、テキストレイヤーのまま。それに対して、下の新板のほうは「テスト」レイヤーがラスタライズされ、影と同一の1枚のレイヤーに変化。

テキストレイヤーと影とが同化してラスタライズされてしまうと、その後テキストレイヤーを編集できなくなり、割と困る。

その予防策としていちいちレイヤーの複製をしてから、「ドロップシャドウ」をかけなければなりません。めんどい。

ドロップシャドウ(レガシー)の残念さ

プレビュー機能がない。まあレイヤーを別にしてくれるのであれば、やり直しもそこまで苦ではないけど。

新版の「ドロップシャドウ」の使い方

せっかくなので、新版の「ドロップシャドウ」で旧版の「ドロップシャドウ」と同じ設定にするならばどこをどういじるのか?

調べてみました。ぼかし半径の単位設定が変わっているので、わりとめんどくさい&ほんとにぴったり同じかわからない結果になりました。

旧版の「ドロップシャドウ」の項目と、デフォルト設定

旧版の「ドロップシャドウ」のデフォルトの設定がこちらです。

とくに凝った状況でなければ、いじらずにそのまま使える有能設定。

オフセットX:4
オフセットY:4
ぼかし半径:15
色:(カラーパレット)
不透明度:(パーセント表示)
☑︎画像サイズ変更可

唯一、いちばん最後の「画像サイズ変更可」はチェックボックスを外すの推奨ですね。

動画サムネやブログアイキャッチ画像をつくる場合は、最初から画像サイズを決めている場合が多いと思いますので。

設定した結果

これが、新版の「ドロップシャドウ」だとデフォルトの設定はこうなります。

プリセット:(日時)
X:20.000
Y:20.000
blur radius:10.00
color:(カラーパレット)
opacity:0.500
use the selection as input(選択できず)
×プレビュー ◻︎分解表示

「プリセット」でこれまでに設定したことがある配合を選ぶことができます。

また、「プレビュー」、「分解表示」機能も追加されています。

「クリッピング」は「自動調整」にしておかないと、対象レイヤーが画像いっぱいではなかった場合、レイヤー内の範囲でしか影がかかりません。

このへんはデフォルトのままにしておいてまず間違いないかと。

設定した結果

旧版より、影の位置が遠く、ぼやけ方が強い印象です。

新版「ドロップシャドウ」で旧版みたいな効果を出すには

基本的には「X軸」と「Y軸」で影の方向と遠さを指定。

「ぼかし半径」(= blur radius)でぼやけ度、「透明度」(= opacity)を同じ設定にすればいい。

が、新版と旧版で「ぼかし半径」(= blur radius)の単位が違っているみたい。

旧版と同じく
X:4
Y:4
ぼかし半径(blur radius):15
透明度(opacity):60(0.6)

にしても、明らかに違う感じです。

↓「ぼかし半径(blur radius)」を15から→5くらいに変えて、やっと似た感じになりました。

ということで、「ぼかし半径(blur radius)」は旧版と新版では基本にしている単位が違っているみたいです。同じ数値を入れても同じ結果にはなりません。

ともあれ、旧版のような感じの効果を得たければ、上のような設定にするといいよ、という話でした。これからバージョンが進むにつれ、レガシーもなくなったりするかもしれませんしね。

GIMP2.10でドロップシャドウがうまくかけられなくなった人へまとめ

🔶ドロップシャドウの4つ下に昔のドロップシャドウができる項目がある。
🔶新版で旧版のデフォルトっぽい影をかけたければ、「ぼかし半径」だけ気をつけてもとのままの数値を入れるとヨシ。具体的には以下のとおり。

X:4
Y:4
ぼかし半径(blur radius):5
透明度(opacity):0.6

🔶新版でテキストに影をかけると、ラスタライズされちゃうので注意。(事前にレイヤーの複製をおこなっておくべし)

以上です。

いろいろ文句をたれましたが、基本的には「GIMP有能!」ってことで。愛用しております。