30年ほど摂食障害です

摂食障害は甘えではなく、むしろ自分を甘やかさないと治らない件

摂食障害になってもうすぐ30年ほど経ちます、ネコム(@necom_anarchy)です。 

過食非嘔吐で半年前に最大体重126kgありました。最近やっと病院での治療も再開しまして、現在は半年で13kg減少し113kg前後。月2kg、健康的なペースで減らせていると感じます。 

ちなみに、以前の病院へ通院をやめた理由は、以下になります。 

【1】何ヶ月も通ってもなんら改善の見通しが得られない 
【2】抗うつ剤の投薬により頭がぼんやりして仕事に支障をきたす
【2】医者の言動により心を傷つけられることが多い 

ずっと「もしかしたらこうじゃないかな? でも一般的な意見としてはちがうし……」と迷っていたことについて、意見が固まってきたので記事にします。 

摂食障害は甘えではない。むしろ自分を甘やかさないと治らない

タイトルのとおりですが。 

あなたのまわりでも、オッサンになってやっと初めてダイエットをしてみて、効果がでてきたので得意になってダイエット論を展開し、説教してくるヤツなんかがいると思います。 

あなたは自分でも摂食障害の自覚があって、 

「これは自分が根性がないから太っているんじゃない。むしろ根性がありすぎて身体を無視してギリギリまで努力してしまった結果、生体反応として意志とは無関係に身体が暴走した」的なこともわかっているのに、 

オッサンの上から言論につい説得されて、なんだか自分が情けないもののように思えてしまう。 

で、せっかくいい方向にいっていた精神状態もなえて、もとのズーンとしたモードに戻ってしまう。 

でも、だとしたらそのたびに思い出してください。以下2つの、リンク先の記事を。 

「食べる量を減らして運動すれば?」というアドバイスは、ダイエットにとって有害

「食べる量を減らして運動すれば?」というアドバイスは、ダイエットにとって有害

↑の記事では、「人間の自制心には限りがあり」、肉体を一定の状態にたもつ「ホメオタシス」の働きには抗えない、と書かれています。 

肥満治療が専門の内科医Spencer Nadolsky氏の意見からまとめられた論です。 

そもそも、食べる量を減らして体重を減らそうとした時点で、努力の方向が間違っている。というのが、近年の論調のようです。 

ダイエットしたら太る――最新の医学データが示すダイエットの真実(1)永田利彦+山田恒 / 精神科医

ダイエットしたら太る――最新の医学データが示すダイエットの真実(1)永田利彦+山田恒 / 精神科医

これもショッキングな論です。と同時に、わたしなどは「あー、やっぱり。でしょ?」と、実感として納得がいきました。 

アメリカの中高生1000名ほどを10年間にわたり追跡調査したところ、やせようとして摂取カロリーを減らす努力をしたことがあるグループは、 

そのような不健康なダイエットをしたことがないグループよりも10年後かなり体重がふえていた、という結果が出たそうです。 

いずれの記事も、極端なダイエットではなく「健康的な生活習慣」をすすめています。 

甘やかしてない。ずっと自分をいじめてる

わたしは、摂食障害の症状はさまざまだし、原因も人によってかなりちがうと感じています。 

なので、「自分を律することで摂食障害から抜け出した」と主張する人がもしいたら、それは否定しません。 

わたしとちがう種類の摂食障害だったのでしょう。 

ですが、もしわたしのように「自分を甘やかすことがむしろ治療につながる」と感じている人がいたら、負けないでほしい。 

その考えを持ちつづけてほしい。世間一般からどんなに「バカなこと言ってんじゃねー」と言われても。 

だって誰に何を言われようと、回復しなかったんですから。 

努力はもう人一倍しました。1日に8ツ切りパン半分に辛子マヨネーズを塗ったもの、ニンジンと玉ねぎを刻んだコンソメスープ。 

それを朝と晩だけだけを食べる生活を、半年間しつづけられる人間が、努力が足りないんですか? 

仕事帰り、残業で9時10時になっていてもウォーキングとして2時間かけて帰っていた人間を、「ダラダラしてる」って言うんですか? 

先入観でもの言わないでほしい。なんも知らんのに説教してくんな、って感じです。 

「いまよりもっと美しくなりたい♡」ではなく、「まともな人間に近づきたい」とダイエットしてしまう人種

わたしのことですが。 

自覚していないまでも、摂食障害を「ゆるやかな自傷行為」としてしてやってしまっている、自分がキライで許せない人々。 

自分が一般的な人間の仲間に入るのを許してもらいたい。少しでも醜いいまの自分から抜け出したい。 

そんな精神状態でいるのに、栄養指導されたって運動したって意味がないです。 

ついつい、「摂食障害なんで甘えだ」「ぐうたらデブのいいわけだ」って世間の言葉に、説得されてしまう。 

上の2つのリンク先も、都合のいいことばかりしか聞きたくないわたしがかき集めた、かたよった意見かもしれない。 

でも、それで治るならいいじゃない。 

万々歳ですよ。 

そんなわけで、上記の言葉になにか感じることがあった方は、勇気をもって断固として自分を甘やかしつづけてください。 

べつ方向からいきましょ。 

そんな感じで現在は思っております。 

願わくば上記2つのリンク先が、知らなかった必要としている人にもっと届きますように。